火曜日(昨日)の
漢字辞典ネットのアクセス数がいつもより多いのですが、これは月曜日に放送された「Qさま!!漢字検定スペシャル」の影響があるのではないかと思っています。
私も放送を見ていました。芸人の宇治原さんが1級を受検していましたが(2度目)、残念ながら不合格でした。1級に2回落ちたということは、、、私と同じです。この放送の第3回目があるかどうか分かりませんが、私はできるだけ早く1級合格を目指して3回目の受検にチャレンジしたいと思います。
さて、放送を見ていて気になった点を少しだけ。
検定の事前チェックとして宇治原さんが1級の問題を10問解くというシーンが何度かありましたが、そこでは9割〜10割正解しているのに、なぜ1級本番では点数が140点台に伸び悩んだのかと言いますと、これはずばり番組で紹介している1級の問題が、1級においてはかなり簡単なほうだからです。
この番組に限らず、テレビで紹介される1級の問題は「大半の人が聞いて意味が分かる言葉」だけです。なので今回の番組で紹介していた1級問題も、難読の植物や動物、また「絆創膏」などの誰もが知っているものが多かったです。よって宇治原さんはレベルが高いのでその程度であれば満点に近い点数が取れます。
しかし1級で苦戦するのは、「聞いても意味が分からない言葉」です。その「聞いても意味が分からない言葉」は大抵「読み問題」で出てきます。つまり、漢字のテストと言いますと、一般的には読みのほうが簡単で、書き問題が難しいというイメージがありますが、1級は逆で、書き問題は意味が分かる言葉が多いのでまだ良心的、一方読み問題は本当に聞いたことも使ったこともない言葉が出てくるので、さっぱり分からないというわけです。
いくら分からないといっても、読み方は漢字を構成する部品から類推できるだろうと思われる方もいるとは思いますが、1級でそれを使うと見事に失敗します。「この部品があるからたぶんこう読むだろう」という推測はあまり使えません。
1級を勉強している人の中には、この読み問題で苦戦している人も多いと思いますが、前述の番組では「漢字音符字典」という本が紹介されていて、この本はそういった人にかなり役立つのではないかと思いました。私も機会があれば買おうと思います。
漢字検定をメインにした番組なんて、一昔前なら考えられなかったと思うのですが、最近の教養ブームは未だ衰えるところを知らずといった感じでしょうか。